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アパレルと人材業界の今後

採用氷河期~人材獲得競争の時代へ
この10年余りで業績を伸ばしたSPA型アパレルの大半は、20代を対象とする若者向けブランドでした。
一方で川上~川中~川下の古い流通から抜けられない卸型アパレルはいやおうなしに脱落し、新しい流れを作り出したヤングブランドと従来型のミセスブランドとの格差は広がるばかりとなっています。
大幅に拡大しつつあるSPA型ブランドに適合する若年層の企画職、販売職が決定的に不足しているため、業界全体に若年者不足感が漂っています。
また、業績の振るわない多くのミセスブランドが企画職の採用に消極的なため、ベテランのデザイナー・パタンナーがOEMの企画職や生産管理職にシフトする傾向も出ています。
このように業界の構造が様変わりした今、人材採用においても大きな改革をせざるを得ない時代に来ています。90年代に採用媒体の主流であった求人誌「とらばーゆ」は2007年10月に廃刊、ネット広告にシフトしました。また、新規店舗拡大のため大量の人材を必要とする大手アパレルはあらゆる方法で若手人材の囲い込みにかかっており、20代の優秀な経験者を求めてもたやすく採用することは今以上に難しくなるでしょう。
深刻な人材不足は、絶対数不足による出店中止、優良人材不在による業務縮小などアパレルの経営に悪影響を及ぼす恐れがあります。これからは、従来の採用方法にとらわれず、新しい発想の採用戦略を実行できる企業のみが人材獲得競争時代に生き残っていくことが出来るといえるでしょう。
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